尿検査の標準値

尿検査は、健康診断で実施される検査項目の1つです。
尿の中に存在する蛋白質や糖などいくつかの項目について成分や量を調べることにより、体に関する多くの情報を得ることが出来ます。
主に、腎臓や尿路に関する疾患を発見するのが目的ですが、糖尿病や肝臓病、膠原病や骨髄腫、がんなどの発見につながることもあります。

一般的にな尿検査項目としては、蛋白や糖、潜血、ウロビリノーゲンがあります。
蛋白の値を見ることで、腎臓や泌尿器への疾患の有無のおおよその見極めができます。
同じように、糖の値で糖尿病やその他の病気を、潜血の値で腎臓や尿路系疾患を、ウロビリノーゲンの値で肝疾患を、検査することができます。
通常、尿検査の結果は陰性(-)であれば問題なし。
擬陽性(+-)は正常の範囲内。
陽性(+)の場合は、段階により弱陽性(+)、陽性(2+)、強陽性(3+)と表示され、精密検査を含む再検査を勧められます。

ただし、尿検査のデータは総合的に判断されるもので、標準値にとらわれすぎる必要はありません。
標準値は、検査機関により若干異なることがあります。
医療機関や検査機関により検査方法の違いがあることが主な理由です。
また、男女の別や年齢を筆頭に、人間には個人差がありますし、ストレスにさらされている時は蛋白や糖が多めにでることがあるなど、健康でも異常値を示す場合があります。
したがって、標準値の範囲外だから即異常とは決められません。

このような検査は、定期的に続けて受け、時間的な経過をみていく事がとても大切です。
尿検査のデータは、あくまでも医師の判断に委ねるための情報の1つに過ぎません。
大事なことは、長期的な健康の維持です。
尿検査のデータに一喜一憂するよりも、これらの検査で異常を認めた場合には生活習慣を見直し、きちんと再検査を受けるようにしましょう。


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